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いつでもどこでも with TVXQ ~You're My Melody ~

妄想小説メインに更新中^^

友達からの…【番外編・YUCHUN】


あにょ!!

有言実行!
妄想記事でっす^^


ユチョンとのお話を更新したところ

「ユチョンと同級生男子の会話が気になる」との声があったので

その部分をユチョン視点でお送りします~♪



本編はコチラ→友達からの…【YUCHUN】前篇




お名前変換の準備はおっげー??^^




















…あぁよかった、いた。
もし待っていてくれなかったらどうしようかって、そればっかり考えていた。
けど、知らない男がはるの腕を掴んでいる。


「……チャジャッタ」


車から降りて口から出た言葉は韓国語だった。
え、無意識にって、おれどんだけ余裕なくしてんだろ。



「ユチョン…」


はるが振り返っておれの名前を呼ぶ。
あぁ、やっぱり来てよかったとこんな些細なことで思うなんて。
うん、間違えなく、おれ、はるのこと好きなんだなぁ。



「お待たせ、はる。行くよ」


男が離したはるの腕を引いて車に乗せた。
何も言わず、抵抗もしないで、いつもより赤い顔でおれを不安げに見つめてくる。
このまますぐにでも車を走らせて行ってしまいたいけれど、一応…。

はるを車に残し、男の元へ歩み寄り軽く頭を下げた。



「ども」

「あ、どうも…」

「すいません、はる連れて帰りますんで」

「……。」



目に動揺が浮かぶのが見てとれた。



「あの…」

「なんすか」

「…あなたは木村さんの彼氏ですか?」



あ、名字で呼んでる。
そんなに親しくないんだ。
よかったー。

ってそんなこと考えてる場合じゃなくて。


「…今はまだ違うけど、そうなる予定っすねぇ」


正直にそう言うと、男は急に自信を取り戻したようだった。


「まだ彼氏じゃないんなら、俺にもチャンスがあるって考えていいですよね」

「……。」


言うねぇ、こいつ。


「まぁ、それを決めるのはあなたでもおれでもなくてはるっすけどぉ」

「………。」

「おれはあいつじゃなきゃダメなんで、譲らないっすよ」


きっぱりそう言いきると、男は黙って俯いた。


「じゃあ、もう行きますんで」


最後にもう一回会釈して、はるの待つ車に乗り込んだ。

はぁ…ちょっと余裕なさすぎたかなぁおれ…かっこ悪ぃ。
そう思いながらキーをひねる。


「ねえ、何言ったの?」

はるが訊いてきたけど、教えられるわけないじゃん。


「内緒」


それだけ言って車を発進させると、ちょっとだけ不満そうな顔をした。





おれ、これからお前に告白するから。
あの男のことなんかもう忘れて、ちゃんと聞いてね。




















はい、意外と余裕なくして強気に出ちゃうゆちょんくんでした^^

なんていうか、ユチョンて普段あんまりムキになったり感情を露わにしたりしないで
なんとなく、のらりくらりと本音を隠すタイプだと思うんですが
そんな感じが出てたらいいな^^


先日のインタビューで
2人の彼女とそれぞれ3年づつ付き合った
といういらん情報を解禁してくださったゆちょん様ですが…

(東方神起7周年でそのうち6年は彼女がいたと…?
まじ勘弁してくれよと泣いたことは言うまでもないTT)

チングと話して思ったのは
「3年て長くない?ユチョンて意外と一途なんだね…」
ということ。

つまり、常々妄想しておりました
プレイボーイに見えて実は寂しがりやで本命には意外と一途でウブなユチョン
は、あながち間違ってなかった!!!ひゃっほーー!!!^^

けどね、もうあんまり知りたくないから^^
ゆちょん、お口ミッキー…じゃなくてミッフィーにしといてね^^#

(・x・)


ジェジュンとジュンスは沈黙を貫いてください。
特にジュンス!!!!!

ユノ、チャンミンに続きユチョンまで暴露するとは思わなんだ。
ショックの受け方でやっぱり自分はユチョペンなんだなと再確認しました。
こんなことで気づきたくないわぁぁぁぁぁ!!!



あ、なんか無駄に長くなってるww

ではではこのへんで^^




次にお付き合いするひとは結婚前提でお父さんに紹介する、と言っていたので
全力でその座を狙って生きていきたいと思います!!!!!

あんにょん♪


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友達からの…【YUCHUN】後篇


あにょ!

ユチョンのお話の続きです!!

前篇がまだの方はこちら~^^→友達からの…【YUCHUN】前篇




お名前変換機能の準備はおっげー!?
















「…………。」

「…………。」



お互い無言のまま、時間がすぎる。
BGMには初めて聴くスローテンポな洋楽。
聞きたいことはたくさんあるんだけれど、なにから聞けばいいんだろう。



「……今日は誰か誘って飲みに行くんじゃなかったの?」




出来るだけ声のトーンを抑えて聞いた。




「あー…やめた。さっきまでひとりでドライブしてて…」


「そうなんだ…なんで?」


「ん~、正直に言うと、お前のことが気になっちゃったんすよねぇ」




いつものはぐらかすような口調で、笑い声混じりに言うユチョン。
よく見ればジャージの上にダウンジャケット、足元はビーサン。
部屋着丸出し…本当ひとりでいたんだなぁ。




「あはは、なにそれ。ユチョン酔ってるの?」


「飲んでたら運転しないってぇ。酔ってるのははるでしょ」


「わたしだって酔ってないよー。」


「普段より顔赤いじゃん。そんな顔であの男と話してたの?」


「えー?ただの同級生だよ?」




笑っているけど、笑っていない、そんな不思議な表情。




「…おれ、はるのことすきなのかも」


「なに、急に、冗談はやめてよ」


「冗談じゃないよ」




もうユチョンは笑ってない。
運転中だから目線は前を向いているけれど、さっきまでと雰囲気が違うのがわかる。




「…嘘でしょ。こないだだってモデル紹介してもらったって…。ユチョンの周りにはもっといい子たくさんいるじゃんか」


「おれだって、もっと美人で優しくてスタイルが良くて料理が上手い女の子が理想だったのに」


「はぁ?じゃあそういう子に告白すれば」


「しょうがないじゃん。はるのことすきになっちゃったんだもん」


「わけわかんない…」


「おれにもわかんねー。友達のはずだったのに…今日お前がおれの誘い断って違う男と飲んでるかと思うと、すげーやだったんだよね」


「……………。」




それってつまり、やきもち?
ユチョンがわたしのことすきだって?




はる、まだおれの言うこと信じてないでしょ?」


「だって…」


「どうしたらお前のこと本気ですきだって信じてくれる?」


「どうって言われても…」




答えに困っていると、ユチョンが車を路肩に停車させた。
シートベルトを外して、こちらへ向き直る。
なんとなく顔を見られなくてうつむいたままで、ユチョンの視線だけを感じていた。




「ねぇはる、今からキスするから、そしたら信じて」


「え?」


「嫌なら嫌って言ってね」




ユチョンの大きな手がわたしの頭を引き寄せ、目が合った。
黒い瞳に、わたしの顔が映る。
こんな近くでユチョンの顔見たの初めてかも。
睫毛長いなぁ。
うろたえることなく悠長なことを考えている自分が不思議だ。




「…YESってとるからね」




恐る恐る了承を得たユチョンに、さらに引き寄せられて唇が重なる。
柔らかいユチョンの唇が、わたしの唇を優しくついばんだ。




「…わかってくれた?」


「…ユチョン、顔赤いよ」




照れ隠しにそう言ってみると、やっとユチョンの顔がほころんだ。






「それだけお前がすきだってことだよ」


「うん…わかった。ありがとう…」


「だぁ~!よかったぁ!嫌だって言われたら立ち直れないとこだった」




脱力して、ハンドルに倒れこむユチョン。顔を腕にうずめているが、耳が少し赤くなっているのがわかった。
なんか、夢みたいだなぁ…。
ユチョンの言葉を噛み締めていると、胸がぎゅーっとして熱くなってきた。




「…はる、泣いてる?」




顔をあげたユチョンに驚かれて、自分の頬を伝う涙に気づいた。




「わー…わたし…なんか……嬉しくて。夢みたい」




泣き笑い、自分がどんな顔をしているのか自分でもわからないけれど、笑えていたらいいな。




「泣かないでよ~はるぅ~」



手を伸ばして涙を拭ってくれるユチョンまで涙目になってる。




「…ありがと。お前のこと大切にするから」




座席から乗り出したユチョンに強く抱きしめられた。
あったかくて、安心する。

わたしが一緒にいたいのはやっぱりユチョンなんだなぁと実感した。




「ありがとうユチョン、わたしもユチョンのこと大事にするね」




言葉を返しながら広い背中に手を回すと、耳元でユチョンが鼻をすする音がした。










END



















「もうお前のこと離さないから…覚悟してね?」

YUCHUN7_convert_20110103224801.jpg








以上!わたしとユチョンの馴れ初めでした!!!


………^^



2011年の目標はいつどこでトンと出会ってもいいように女磨きをすることです!

ファイティン自分!!!




ユチョンの告白にきゅんきゅんしてくれた方、
わたしも女磨くわ!!って方ww

ぽちっとお願いします^^




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友達からの…【YUCHUN】前篇


あんにょん!!

お久しぶりぃ~な妄想記事です!!^▽^


今回のお相手はウリユチョン






さ、お名前変換機能の準備はおっげー??^^












ユチョンに飲みに誘われた日、同窓会があるからと断ってしまった。
多忙なユチョンと久しぶりに会いたい気持ちもあったけど、同窓会にはもう出席するって言っちゃったから。
「じゃあ他誘うわ~」って言ってたし、ユチョンには他にもたくさん誘う女の子はいるだろうし。





何年か振りに顔を合わせる同級生たちは、当時の面影そのままで、思い出話やお互いの近状報告で盛り上がった。
当時片想いしていた彼、もう結婚してママになった子、実は名前が思い出せない人…。
笑い声が絶えない、楽しい同窓会。

なのに、頭の片隅には今ユチョンがどうしているかが気になって仕方がない。
自分が断ったくせに、可愛い女の子と飲んでるのかと思うとちょっと複雑な気分。
まぁわたしとユチョンは友達だし、彼女候補はたくさんいるみたいだからこんなこと考え出したらキリがない。
自分をそう納得させようと、自然と飲むペースがあがっていった。



「そろそろ二次会行こっかー!」


幹事の子がみんなに声をかけはじめた。
もう今日はとことん飲もうかな、終電もなくなる頃だし…。
そんなことを考えていたとき、わたしの携帯が震えて着信音を知らせる。


「はーい、もしもし~」

「…おれ」

「…………。」

「あの…ユチョンだけど」

「あ、うん…」



そんなの、いくら酔っぱらっていたって声聞いたらわかる。
びっくりして声が出なかったのだ。



「お前、今どこにいるの?」

「え、同窓会…こないだユチョンと来た居酒屋の近くの……」

「わかった。今から行くから。10分待ってて」

「え……わたし二次会が…」

「待ってて。じゃ」


一方的に切られた電話。
携帯を持ってわたしは立ちつくした。

どういうこと?


周りのみんなは移動のために身仕度をはじめている。
わたしも上着着なきゃ。
ちょっと頭がぽーっとして、顔が熱い。
やっぱり飲みすぎてるんだ。



外に出ると、熱を持った頬を冷ますように撫でる冷たい夜風が心地いい。


「二次会行く人!こっちねー!行かない人は解散!お疲れさまぁ~」


幹事の子が声を張り上げている。
わたし、どうしようかな…。
だいたいユチョンだって他の人と飲んでるんじゃないの?合流するの?
可愛い女の子連れて現れたらどうしよう。
殴ってやりたい…。


木村さん、二次会行かないの?」


ガードレールにもたれ掛かってぐるぐるそんなことを考えていたら、声を掛けられた。
片想いしていた、彼だ。
見上げた彼の顔が懐かしいんだけど、妙にぼやけて見える。


「行こうよ、一緒に。みんな移動始めたよ」


そう言って、左腕を掴まれ軽く引かれた。
なんだか違和感を感じる。
一緒に行きたいひとは、このひとじゃないんだ。


「あの、わたし…」


頭のなかで、ユチョンが言った「待ってて」という言葉が繰り返される。

背後で、車が止まりドアがバタンと閉まる音がした。



「……チャジャッタ」


小さく呟かれた韓国語。
ちょっと低い声。



「ユチョン…」



振り返るとやっぱり、ユチョンがいた。
同時に、左腕を彼が手放す。


「お待たせ、はる。行くよ」


今度はユチョンに腕を引かれる。
さっきとは違う感覚。
導かれるままに車に乗せられた。

ユチョンは軽く同級生の彼に会釈し、なにか話しているみたいだけど聞こえない。


「ねえ、何言ったの?」


運転席に乗り込んだユチョンに尋ねたが、「内緒」と言うだけで教えてくれない。
目的地もわからないまま、車は走り出した。









【後篇に続く…】











ゆちょ~~~ん…



車で連れ去られたい…

と思った方はぽちっとお願いします^^


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友達からの…【JUNSU】後篇


あにょ~!


ジュンスぅのお話の続きです^^

前篇がまだの方はコチラ→友達からの…【JUNSU】前篇






お名前変換機能の準備はおっげー?^^





















テレビから聞えてくるゲームのBGMと、横でジュンスが攻撃を繰り出すたびに発していく「やぁっ!」「おっ!」とかいうひとり言ののせいで、全然読書に集中できない。
そしてなにより、ジュンスとの距離が近くて…ちょっと動けば膝が触れる。
なんだか恥ずかしくて落ち着かない。

キッチンからなにか飲み物持って来ようかな。
そう思い立ち上がると、ジュンスがゲームをポーズ画面にしてこっちを見てきた。


「どこ行く?」

「ん、なんか飲み物持って来ようかと思って。キッチン使っていい?」

「おぉ、いいよー」

「ジュンちゃんもなんかいる?」

「うん、はるとおんなじの」

「おっげー」


あったかい飲み物にしようかな。
甘いものがいい気分だったので、ココアをマグカップにふたついれてソファに戻った。


「はい、どーぞー」

「んーありがとっ!」


相変わらず目線は画面に向けられたまま。

ココアから上がっていた湯気がだんだんなくなってきても、ジュンスはそれに手をつけず、真剣な眼差しでコントローラーを操っている。
驚くべき集中力を発揮しているジュンスの横顔をしばらく眺めていたが、その視線にも気付かないようだ。
…………トイレ行ってこよ。


はる、どこ行く?」

「……トイレ」

「そう…」


一瞬だけこっちに向けられたジュンスの瞳がまたテレビに向かう。
トイレから戻ってきてもさっきと同じ姿勢のまま、画面を見るとステージがひとつ上がったようだった。



…正直、つまんない。
けどさっき、今日はゲームしてていいよって言っちゃったし。
ジュンスの部屋行って漫画読んでようかなぁ。


「どこ行くの?」


また立ち上がったのと同時にジュンスに聞かれる。
ゲームに集中してるはずなのに、変なの。


「暇だから…ジュンスの部屋で漫画読んでいい?」

はるひま?ごめんね…」

「あ、いや、そーゆう意味で言ったんじゃなくて…」


急にしょぼんとしたジュンスが、ゲームのスイッチを切った。
あー、言い方悪かったかなぁ…。


「ごめんねジュンちゃん、ゲームしててもいいんだよ?」

「けど、はるひまなんでしょ?」

「うん、まぁ…」

「ぼっくぅ、はるが隣にいてくれないとやだからぁ、ゲイムやめるね…」

「え?」

「隣にいてくれるとぉそれで楽しんだけど、はるはつまんなかた?」

「うーん…ちょっと寂しかったかな」

「そうか、ごめんね」


まっすぐにこっちを見つめてくるジュンスのくりくりとした目が可愛い。


「ぼっくぅ、もうはるのことさみしくしないから…そしたらずっと一緒にいてくれる?」

「うん……ん?」


今のって…その…告白?なのかな?


「ずーっと隣にいてくれる?約束ね」


にっこりと目を細めて、小指を差し出してくるジュンス。
告白なのかなんなのかよくわかんないけど、ジュンスの隣にいられるならそれでいいかな。
そう思ってジュンスの小指に自分の小指を絡めた。


「うん、ジュンス、約束ね」

「うっはは、やったーー」


くしゃっと顔をほころばせたジュンスはさらにこう言う。


「これはぁ、日本のユビキリでしょ?」

「うん、よく知ってるね」

「韓国にはべっつの約束のしかたあるだよー」

「へぇ~どんなの?」


わたしが聞くと、ジュンスはにやっといたずらっ子のような表情をして、ちゅっと鼻先にキスをしてきた。


「………ジュンス」

「こっれでもうはるはぼっくのものだよぉ。うははん!」


小指を離してその代わりに腕を引かれ、ぎゅーっと抱きしめられる。


「ずーっと一緒、約束だよ、はる。…サランへ」


そう耳元で響いたジュンスの声は、歌っているように優しくて伸びやかだった。







END




















ゲイムに夢中なくせに、隣にいてくれないとイヤ!

っていうジュンちゃんに萌えて書いたお話でした…





はるが一緒にいてくれれば、それだけでいいからぁ…」

js5.jpg




はにかみながらジュンちゃんにそんなこと言われたら、もう、一生ついていきます!!!!!






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友達からの…【JUNSU】前篇



あにょ!


最近、まじまーじ寒いっすね…

新しくアウターを買いました!

ベージュのショートダッフル

かわゆくて一目惚れ


母には「なんでそんな高校生みたいなの買ったの?」と言われましたww

(母的にはダッフル=高校生らしいwww)


若づくりしたっていいじゃないのよ!








さて、今日のお話のお相手はジュンちゃんです!

jstw2.jpg


ジュンちゃんが友達だったら

毎日楽しそう~~~!!!


一緒にうはんうはん大笑いしたいなぁ^^




あ、で、なぜだか「続きを読む」機能がうまく見れないばあいがあるようなので、

今回からそのまま載せちゃうことにします!

パソコンに疎いので、解決法がわかったらまた「続きを読む」に仕舞いますね…


もうここ、妄想ブログと化してるし、いいですよね、うん(笑)






さぁ、お名前変換機能の準備はおっげー?^^




















今日は出かける予定だったのに、やっぱりウチに来てとのジュンスからの連絡。
家に来てってことは急な仕事ってわけじゃないだろうし、もしかして体調崩したのかな…。最近風邪流行ってるし心配。

いざジュンスの家に着いてインターフォンを押してみたが、返答がない。
起き上がれないくらい具合悪いとか?どうしよう。
ダメ元でドアノブを回してみると、カチャッと軽い音がして開いた。不用心だな…けど、よかった。


「ジュンス~?お邪魔しますよ~」


恐る恐る靴を脱いであがると、リビングから音がしている。


「…ジュンちゃん?」

「あっ!はる来た!いらっしゃい!」


目線はテレビに釘付けのままのジュンスが言った。
コントローラーを操作する指はせわしなく動き回っている。


「…ちょっと、ジュンちゃん」

「なに…あーーーーーっ!!まった負けた!!!」

「はぁ…心配して損した」

「えっ?なっにぃ?」


やっとテレビ画面から目を離したジュンスがわたしを見た。


「…なんでもない」


こういうときに怒ったって仕方ないのはもうわかっているので、なるべく平静を装って聞いてみる。


「なんのゲームしてるの?」

「こっれ、昨日発売したやつなんだけどぉ、思ったよりむずかしくてぇ…」


パッケージを渡してきた。指先が触れる。


「わっ!はる手ぇつっめたーい」

「そう?」

「外寒いかった?」

「うん。けっこう風強いよ」

「あーやっぱり今日はお出かけやめて正解だなぁ!」

「…ゲームやりたいだけでしょ」

「うっははーそんなことないだよー!」


笑いながら、わたしの手をぎゅっと握るジュンス。
ほんとに冷たいだなーとつぶやきながらゆっくりとさすってあたためてくれる。


「…はる、ほんとはどっか行きたいとこあったか?」


機嫌を伺うように、ジュンスが上目づかいに尋ねてきた。


「ううん、べつに。…あ、ほんとはちょっと映画観に行きたかったかも」

「そうか…今から行く?」

「いいよ。ジュンちゃんゲームやりたいんでしょ?今日は寒いしおうちでゆっくりしよ」


そう返事すると、ジュンスは子どものように目を輝かせる。
この顔に弱いんだよなぁ…。


ジュンスとの“友だち”の距離感が、とても心地いい。
と同時に、ちょっと寂しくもある。
きっと彼女相手だったらこんな風に振り回されないで、もっと大事にしてもらえるのかな、とか…。
ま、別にいいんだけどさ。

テレビの前に座り込んでさっそくゲームを再開したジュンスに気付かれない程度に、小さくため息をついた。
うーん…読みかけの小説でも読もうかな。
ソファに座ってクッションを抱え込み、鞄から文庫本を取り出した。
するとジュンスがコントローラーをひっぱってこっちにやってくる。


「なにそれ?」

「読みかけの本」

「まんがじゃないのか?」

「小説だよ」

「ふーん…」

小説には興味がないのだろう、気の抜けた返答。
わたしの隣に同じようにクッションを抱えて座ったジュンスは、またゲームに集中しはじめた。






【後篇に続く…】



















ジュンスぅはあくまでマイペースな感じで…

続きはまた明日です!






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